心の病気と集中力低下の関連性
時には集中力低下が心の病気の症状として現われる事があります。うつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害など多くの心の病気で集中力の低下が目立つ事があります。
「 他人と会話をしている時、集中できず何度も問い返してしまった」「授業中、集中できなくて、ぜんぜん理解できなかった」といった事が続き、仕事の能率や学校の成績が急低下してしまった時は心の病気の可能性もあります。
また、「幻聴がうるさくて、集中できない」といった事もあります。心の病気は一般に、早期に気付けば気付くほど、予後が良好ですが、病気の早期は日常生活で見られる不調と区別が付きにくい面があり、普段から心の病気へのアンテナを張っておく事が大切だと思います。
結局、集中力が高まらない時は、その場の状況で、気合を入れるしかないのか、それともちょっと気分転換といった感じでしょうが、急に勉強、仕事の能率が低下してしまった時などには心の病気が隠れている事もあるのでご注意下さい。
あなた自身や、お子さん、お友達など、身近な方で集中力が低下していると感じた時は、うつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害など、心の病気の要素がないかも気にしてみてください。