集中力を高める動作
集中力を高めるコツのひとつに、「集中モードに入るスイッチ」を作ってしまうという考え方があります。「よーし今から集中モードに入るぞ!」と、気持ちを切り替える際に、例えば、冷水で顔を洗う、サプリや栄養ドリンクをぐいっと飲む、勉強に使う文房具を机上に並べる。そういった何気ない動作を習慣化すると、特に意識しなくても、その動作を行っただけで自動的に、というより条件反射的に、自然と集中モードに入れるようになるというものです。
要するに、集中モードに入るスイッチのようなものが、知らず知らずのうちに体に刷り込まれてしまうということなのです。すごい人になると、試験合格のために毎朝10時から勉強することを習慣にしていたら、試験に合格した後も毎朝10時になると無性に勉強がしたくなってくる……なんていう人もいるとか。
もちろんこれは一朝一夕に身につけられるようなお手軽なメソッドではありません。しかし、訓練次第では、ペンを手にしただけで即座に集中モードに入れるようになるなど、まるで自分に催眠術をかけるかのように集中力を自在にコントロールできるようになるかもしれませんよ。ぜひ意識して習慣化してみましょう。